保育士の実技試験に一発合格した私が教える確実受かるおすすめの対策法

保育士試験で筆記試験に合格すると続いて待っているのが実技試験です。

保育士資格までいよいよあと一息というところですが、きちんと対策をしないと実技試験のここで落ちてしまう方も結構多くいらっしゃいます。

なので、筆記試験も大切ですが、実技試験の対策もしっかりとしておくことで保育士資格の合格率も上げることができるはずです。

この記事ではそんな保育士実技試験の対策として実際に一発合格した私がおすすめの対策を紹介します。

これから保育士試験を受ける方の参考になれば幸いです。

気になる実技試験の合格率

そもそも実技試験の合格率がどうなっているのかというと、以下のように推移しています。

実技試験単体の合格率は、毎年発表されませんので、少し古いですが、以下は平成22年~26年のデータです。

平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
84.80% 84.70% 86.10% 89.30% 88.70%

出典:「保育士試験の概要」第1回 保育士養成課程等検討会(厚生労働省)

ご覧のように、平均すると、合格率は86.7%になり、段々上がってきていて最近は9割近いです。

ということは、きちんと対策していれば大半の人が受かる試験なのです。

保育士の実技試験でよく出る3分野

保育士の実技試験では、3つの試験分野があり、

  • 音楽表現に関する技術
  • 造形表現に関する技術
  • 言語表現に関する技術

実技試験は、上記の3つの試験分野から2つを選択することになります。

いずれも6割の点数を取れば合格で、不合格の場合は、また次回に受験することになります。

詳しい日程などの最新情報は、全国保育士養成協議会のホームページでも確認することが可能です。

ではそれぞれに付いての対策を紹介します。

音楽表現の特徴

楽器のできる方は、音楽表現を選ぶ方が多いです。

音楽表現は

  • ピアノ
  • ギター
  • アコーディオン

のいずれかを使って、弾き語りをするものです。

求められる力は、保育士として必要な歌、伴奏の技術、リズムなど、総合的に豊かな表現ができること。

音楽表現の特徴をまとめると以下になります。

  • 決まっている課題曲から選ぶ
  • 楽譜は自分で準備
  • ピアノは試験会場にある
  • ピアノ以外の楽器は持参
  • ギターはアコースティック(アンプ不可)
  • アコーディオンは独奏用

楽譜に関しては指定はありません。

なので、インターネットなどで自分で購入することになります。

平成30年度(前期)の課題曲は以下でした。

  • 『おかあさん』 (作詞 :田中 ナナ 作曲:中田 喜直)
  • 『アイアイ』 (作詞:相田 裕美 作曲:宇野 誠一郎)

今までどんな課題曲が出ていたかは、全国保育士養成協議会のホームページにも掲載されていますから、参考にしてください。

音楽表現では、ピアノコンクールのように、上手に弾こうと思う必要はありません。

そうではなく、幼児に聴かせることを想定する方が重要です。

なので、保育園でよくあるように、幼児を前にしてピアノを弾いていると思ってください。

譜面通りに、幼児に向かって聴かせるように、大きな声で元気よく歌うことが大事です。

間違ってしまっても、やり直しはせずにそのまま弾き終えるようにしてください。

造形表現の特徴

保育の一場面を絵画で表現するのが造形表現です。

求められる力は、保育士として必要な造形表現(情景及び人物等を豊かにイメージした描写や色使いなど)ができることです。

造形表現の特徴は下記の5つです。

  • 鉛筆またはシャープペンシルを使用
  • 色鉛筆で彩色
  • 解答用紙の大きさはA4
  • 問題文と条件は当日会場で提示
  • 制限時間は45分

平成30年度(前期)の課題は以下でした。

平成30年度(前期)の課題

【事例】を読み、次の4つの条件をすべて満たして、解答用紙の枠内にその情景を描きなさい。

【事例】H保育所のお誕生日会で、1歳になった子どもたちのお祝いをしています。きれいに飾りつけられた保育室で5歳児クラスの子どもたちがプレゼントをあげたり、歌を歌ったりするなど楽しく過ごしています。

【条件】

1.お祝いをしている様子がわかるように描くこと。

2.保育室の様子がわかるように描くこと。

3.お祝いをしている子ども、お祝いをされている子ども、保育士をそれぞれ1名以上を描くこと。

4.枠内全体を色鉛筆で着彩すること。

課題は、異年齢保育の様子で条件をすべて満たしながら、その様子を制限時間以内に描き切らなくてはいけません。

制限時間の45分は、実はあっという間です。

色を塗っている途中に時間が来てしまったなどということもあり得ます。

なので、あらかじめ練習をして時間がどのぐらいかかるのかを必ず体感しておくようにしましょう

言語表現の特徴

言語表現は、物語の中から1つ選んで、園児を前にするように「3分間のお話」をします

求められる力は、保育士として必要な基本的な声の出し方、表現上の技術、幼児に対する話し方ができることです。

言語表現の大きな特徴は下記の4つ。

  • 3歳児クラスの子どもに話す想定
  • 20人程度が自分の前にいることを想定
  • 何も読まない
  • 制限時間は3分間

平成30年度(前期)の課題は以下でした。

下記の課題から一つお話を選んで、話します。

課題

1.「 おむすびころりん」(日本の昔話)

2.「3びきのこぶた 」(イギリスの昔話)

3.「3びきやぎのがらがらどん」(ノルウェーの昔話)

4.「 てぶくろ」(ウクライナ民話)

そもそも子どもが集中して聴けるようなお話を行うことは、保育士の仕事のうちの一つです。

そんな保育士としての資質を見るのがこのテストの本質。

気をつけたいのは、本などは読むことはできずに記憶を頼りにするしかないテストだということです。

なので、練習を繰り返して、頭の中にお話をインプットしておけばそこまで難しくはない試験ですよ。

試験分野は対策しやすいものを選ぶ

実技試験では、3つの試験分野から2つ選ばなくてはいけません。

何を選んだらいいか迷うところだと思います。

楽器ができる方は、音楽表現を選んで、もう一つを造形か言語から選択することが多いです。

楽器ができない方は必然的に、造形と言語を選択することになります。私もそうでした。

選ぶのに悩んでいる方に一つポイントを伝えます。

音楽と言語は、あらかじめ課題がインターネットに掲載されます。

なので、対策が立てやすく、何度も自身で練習を繰り返し本番に臨むことができるのです。

造形だけは、当日に問題用紙を開いて初めて課題がわかります。

なので、もし早めに十分な対策をして安心したい方は、音楽表現と言語表現を選ぶのがおすすめです。

それぞれの実技試験のおすすめの対策法

結論を言ってしまえば実技試験の対策は一つしかありません。

それは手(口)を動かすことつまり練習することです。

なので、時間がある限り練習することで練習する度に上達していきます。

ただ、試験分野ごとに、注意したい点がありますので、対策を以下にまとめました。

音楽表現の対策と3つのポイント

音楽表現の対策は、とにかく練習を繰り返すことです。

YouTubeなどでは演奏の動画があることが多いですから、まずはお手本にしましょう。

以下のポイントを押さえて練習すると、本番での得点につながります。

  • 譜面通りに演奏する
  • 大きな声で元気よく歌う
  • 幼児に親しみやすい演奏を心がける

もし可能なら、家族や友人の前で弾いてみることもしてください。批評してもらうといろいろと気づくことができます。

それができない方は、スマホなどで動画を撮って、後で確認してみるのもいいでしょう。

音楽表現は練習を繰り返すごとに上達しますから、練習するごとに自信につながります

なので、きちんと練習をして本番は余裕と自信を持って迎えるようにしてください。

造形表現の対策とポイント

造形表現は、他の試験分野と異なり、あらかじめ課題がわかりません。

ただ、求められることは毎年変わらず、保育士として必要な造形表現(情景及び人物等を豊かにイメージした描写や色使いなど)ができることがポイントとして見られます。

言ってしまえば毎年題材は毎回変わるがやることは同じということです。

なので、過去の問題を見ながら、練習を繰り返しましょう。

過去の問題は、全国保育士養成協議会のホームページに掲載されています。

練習であっても、時間をきちんと計り、本番の試験さながらに練習することをおすすめします。

そうすることで、本番でも緊張せずに試験を受けることができます。

できあがった作品は、家族や友人に見せて批評してもらうと、客観的に見られるので更におすすめです。

私も練習した作品は家族に見てもらっていました。

造形表現は、ただ作品を時間内に仕上げればいいというわけではなく、もちろん採点されます。

なので、以下のポイントをきちんと押さえる必要があります。

  • 親しみやすい明るい色使いをする
  • 子どもと大人を描き分ける
  • 課題の条件をすべて満たす
  • 白地を残さずに、すべて塗る

上記のポイントを押さえて、しかも短時間に描き終わるようにしてください。

なぜなら、そもそも保育では、造形の時間はつきものだからです。

保育士は、保育中に子どもたちに絵を描かせながら、限られた時間の中で適切に指導していく必要があります。

そうした保育士として必要な造形表現の資質を見るテストです。

なので、子どもたちに伝わるような、わかりやすく、明るい絵を描けるようにしてください

抜けやすいのが、白地を残さずにすべて塗ることです。塗り残しなく色鉛筆ですべて塗りつぶすようにしましょう。

また、誤解されやすいのですが、上手である必要はありません

絵を描くのが得意でないという方も、何度も練習することでコツをつかめてきます。

言語表現の対策とポイント

言語表現に関しても練習を繰り返すことが1番の対策ですが、練習のためにはまずあらすじをつくる必要があります。

なので、絵本を購入するか、図書館で借りるなどしてください。

私は、課題のお話の絵本を2冊購入して、参考にしながらあらすじを作りました。

それを家族の前で何度も発表して、試験会場で緊張しないように自動的に言葉が出てくるようにしました。

そうすることで緊張もなくなり自然と表現することができたので、それくらいやると自然と言葉も出てくるはずです。

練習の際は、以下のポイントを押さえて、練習してください。

  • 3分間で話し切る
  • 子どもたちに話しかけるように話す
  • 大きな声で明るくはっきり話す

3分間で話し終えず、途中で終わってしまうなどはないようにしてください。制限時間は絶対です

また、試験会場には、子どもに見立てたイスなどが置かれていて、それに向かって話すことになります。

練習でも同様のシーンを想像しながら話すようにすれば、本番での緊張もしなくなるのでおすすめです。

以上がそれぞれの試験の対策です。

結局は練習あるのみということになりますが、それでもポイントを抑えることで効率よく練習をすることあできるはずです。

是非参考にしてみてください、

実技試験の当日の流れ

練習を繰り返しているうちに、いよいよ実技試験当日がやってきます。

実技試験がどのように実施されるのか、気になるところだと思います。

当日の流れと服装などについて、最後にまとめておくのしっかりと忘れないようにしましょう。

スケジュールは個人によって異なる

その人によって、保育士試験のスケジュールが異なります。

当日の会場で、それぞれの受験番号ごとに試験の順番が書かれた紙をもらい、その通りに受験をしていきます。

例年、造形が一番先になることが多いようです。

午前中で終わる方もいますが、空き時間が長く午後までかかってしまい、長い人では4時間以上待ち時間がある場合もあります。

当日は清潔感のある服装で

試験当日の服装にきまりはありません。

ただ、企業の面接と同じように、清潔感のある恰好をしていくのが無難です。

なので、女性の方はナチュラルメイクで、髪の毛は束ねるなどしたほうが印象もよくなるでしょう。

顔色がよく見えるような、明るい服を着ていくなどしてください。

まとめ:実技試験は当日までに練習をやりきる

実技試験までたどりつくと、ほっと一安心という方も多いと思います。私もそうでしたから、よくわかります。

それでも、10%ぐらいの受験者が落ちるテストです。

実技試験当日までは気を抜かずに、本番を目指して練習を繰り返しましょう。

練習を繰り返すごとに上達しますし、それが安心につながります。

実技試験を無事に突破して、念願の保育士資格を取得してください!